// GUIDE
同時配信
推奨スペック・設定ガイド
複数プラットフォームへの同時配信は、PC・回線・設定の3つが揃わないとトラブルが起きます。このガイドで事前にチェックしてください。
01プラットフォーム別の「重さ」
同時配信で問題になるのは主にアップロード帯域(回線)とエンコードのCPU/GPU負荷の2つです。プラットフォームによって要求される帯域が異なります。
| プラットフォーム |
推奨ビットレート |
上限 |
回線負荷 |
備考 |
|
4,500〜9,000 kbps |
制限なし(実質51Mbps) |
重い |
高画質化が容易だが帯域を食う。ABR配信で複数品質を生成するため処理も重め |
|
4,500〜6,000 kbps |
6,000 kbps |
普通 |
上限が明確なので管理しやすい。安定性高め |
|
4,500〜8,000 kbps |
8,000 kbps |
普通 |
比較的新しいため安定性はTwitchに次ぐ水準 |
|
3,000〜6,000 kbps |
4,000 kbps(推奨) |
普通 |
RTMPSのため接続が若干重い。推奨値を超えないようにすると安定 |
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2,000〜4,000 kbps |
〜4,500 kbps |
軽い |
モバイル視聴が多いため低めでOK。30fpsが安定 |
|
2,000〜9,000 kbps |
9,000 kbps |
普通 |
X Premiumが必要。設定幅は広いが視聴環境に合わせて低めに |
|
2,000〜6,000 kbps |
6,000 kbps |
軽い |
国内サーバーのため接続が安定しやすい |
⚠️
YouTubeは設定次第で帯域を際限なく使えてしまうため、同時配信時は6,000kbps以下に抑えるのが鉄則です。他プラットフォームの上限に合わせて全体を統一する方が安定します。
02組み合わせ別の負荷レベル
同時配信先が増えるほどアップロード帯域が増加します。必要帯域 = 各プラットフォームのビットレートの合計です。
| 組み合わせ |
必要帯域の目安 |
必要な上り速度 |
負荷 |
判定 |
| Twitch のみ |
6,000 kbps |
8 Mbps〜 |
|
✅ 余裕 |
| Twitch + YouTube |
12,000 kbps |
16 Mbps〜 |
|
⚠ 回線要確認 |
| Twitch + YouTube + Kick |
18,000 kbps |
24 Mbps〜 |
|
❌ 高速回線必須 |
| Twitch + TikTok(ビットレート抑えめ) |
8,000 kbps |
11 Mbps〜 |
|
✅ 比較的楽 |
| 全プラットフォーム同時(最大) |
40,000 kbps+ |
54 Mbps〜 |
|
❌ 光回線でも厳しい |
03PC推奨スペック
🟢 2プラットフォーム同時(Twitch + YouTube など)
CPU
Core i5 / Ryzen 5
第10世代以降推奨。NVENCを使えばCPU負荷は激減
GPU
GTX 1660 以上
NVENCハードウェアエンコード対応が必須条件
RAM
16 GB
OBS + ゲーム + ブラウザの同時起動に対応
上り速度
16 Mbps〜
有線接続推奨。Wi-Fiは不安定になりやすい
🟡 3〜4プラットフォーム同時
CPU
Core i7 / Ryzen 7
第12世代以降推奨。マルチコア性能が重要
GPU
RTX 3060 以上
NVENC第7世代以降。複数ストリームの同時エンコードに対応
RAM
32 GB
余裕を持ったメモリで安定性を確保
上り速度
30 Mbps〜
光回線(フレッツ光など)の有線接続が必須
🚫
全プラットフォーム同時(5つ以上)はほぼ不可能です。帯域が40Mbps以上必要で、一般的な光回線でも上り速度がボトルネックになります。現実的には2〜3プラットフォームの同時配信が上限と考えてください。
04同時配信時の推奨OBS設定
⚡
エンコーダはNVENCを使う
x264(ソフトウェアエンコード)は同時配信で一気にCPU負荷が上がります。NVidia GPUがあればNVENC H.264を必ず選択してください。AMDはAMF、IntelはQSVが相当します。
🎯
ビットレートは最小値に合わせる
同時配信する中で上限の最も低いプラットフォームに合わせてビットレートを統一してください。TikTokを含む場合は4,000kbps以下が安全です。
🔑
キーフレーム間隔は2秒固定
全プラットフォームでキーフレーム間隔: 2sに統一してください。これを守らないと映像が乱れる原因になります。OBSの出力設定から変更できます。
📺
解像度は720p / 60fpsから始める
いきなり1080p / 60fpsを狙うと負荷が高くなりすぎます。まず1280×720 / 60fpsで安定させてから、余裕があれば解像度を上げましょう。
🌐
有線LANに切り替える
Wi-Fiは電波状況で瞬断が起きやすく、同時配信では致命的です。ルーターから直接有線LANで接続するだけで安定性が大幅に向上します。
🧪
本番前に必ずテスト配信する
各プラットフォームで個別に単独配信ができることを確認してから同時配信に挑戦してください。いきなり同時配信は問題の切り分けが難しくなります。
04b見落としがちな「音声ビットレート」
OBSの合計ビットレートは映像 + 音声の合計です。音声分を忘れて計算すると、プラットフォームの上限を超えてしまいます。
🚫
例:Twitch上限 6,000kbps で映像を 6,000kbps に設定すると...
映像 6,000 + 音声 160 = 6,160kbps → 上限オーバー!
映像は 5,840kbps以下 に抑える必要があります。
| 用途 |
推奨音声ビットレート |
映像に使える残り(Twitch上限6,000の場合) |
備考 |
| ゲーム配信・雑談 |
128 kbps |
5,872 kbps |
一般的な配信では128で十分。聴き分けはほぼ不可能 |
| 歌配信・カラオケ |
192〜320 kbps |
5,680〜5,808 kbps |
音楽の品質が重要な場合は上げる。ColorSingなど |
| ASMR・楽器演奏 |
320 kbps |
5,680 kbps |
高音域の細かいニュアンスが必要な場合 |
💡
OBSの音声ビットレートは 設定 → 出力 → 音声タブ → トラック1のビットレート から変更できます。デフォルトは160kbpsなので、ゲーム配信なら128kbpsに下げるのがおすすめです。
05状況別プリセット設定(コピペ用)
くるみじたんさんのようにエペなどのFPSを弱めのPCで配信する場合も含め、3つのプリセットを用意しました。音声ビットレートを含めた合計値で記載しています。
PRESET A
⚡ 最軽量 — 弱いPC・低速回線向け
エペ・Apex・Valorantなどの動きの多いFPSを古めのPC・低速回線で配信する場合。くるみじたんさんの現在の設定に近いプリセットです。
OBS設定の場所:
出力 → ストリーミング → ビットレート: 2500 / キーフレーム: 2 / プリセット: ultrafast〜veryfast
出力 → 音声 → トラック1: 128 kbps
映像 → 解像度: 1280×720 / FPS: 60
✅ 同時配信時は各プラットフォームにこの設定をそのまま使える(全プラットフォームの上限を余裕でクリア)
✅ 光回線でなくても安定配信が可能
⚠ 動きが激しいシーンではブロックノイズが出ることがある
PRESET B
⚖ バランス — 一般的なゲーミングPC向け
RTX 3060前後のGPU・Core i5〜i7のCPUで2〜3プラットフォーム同時配信する場合の標準設定です。
OBS設定の場所:
出力 → ストリーミング → ビットレート: 4500 / キーフレーム: 2 / プリセット: veryfast〜fast
出力 → 音声 → トラック1: 128 kbps
映像 → 解像度: 1920×1080 / FPS: 60
✅ Twitch・Kick・Facebook など上限6,000kbpsのプラットフォームで余裕あり
✅ 1080p / 60fpsで十分な画質
⚠ YouTubeと2プラットフォーム同時には16Mbps以上の上り速度が必要
PRESET C
🔥 高画質 — ハイスペックPC・単独配信向け
RTX 4070以上・Core i9 / Ryzen 9・光回線(上り50Mbps+)での単独またはTwitch+YouTube程度の配信向けです。
合計
6,000 kbps
Twitch上限ぴったり
OBS設定の場所:
出力 → ストリーミング → ビットレート: 5872 / キーフレーム: 2 / プリセット: quality(P5)
出力 → 音声 → トラック1: 128 kbps
映像 → 解像度: 1920×1080 / FPS: 60
✅ Twitchの上限を音声込みでぴったり使い切る最高画質設定
❌ 同時配信には不向き(2プラットフォームで合計12,000kbps必要)
❌ x264エンコードでは古いPCに負荷が高すぎる
✅
同時配信するなら PRESET A(弱いPC)か PRESET B(標準)がおすすめです。
YouTubeも含めて同時配信する場合は、全プラットフォームで統一した低めのビットレートに合わせることが安定への近道です。
06かんたん回線チェッカー
お使いの回線の上り速度と、配信したいプラットフォームの組み合わせを選ぶと、同時配信できるかどうかを判定します。
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